2008年6月12日木曜日

「蟹工船」



「おい 地獄さ行(え)ぐんだで」

またしても、まんがで、読みました。

「蟹工船」

現国の入試問題で、「蟹工船」「小林多喜二」「プロレタリア文学」の、

この3つを線で結んで、「3点」ゲット!

でも、今の今まで読んだことはありません!

ところが、最近、この「蟹工船」がよく売れている。

文庫本で年間5千冊程度の発行が、20~30万部の勢いで発行中。


いわゆる「ワーキングプア層」の共感を得ているそうである。

フリーター、派遣社員、ネットカフェ難民、名ばかり店長・・・

現代社会は、80年前の昭和初期の時代と変わっていないのだろうか・・・

昔、地方の製造業会社の近くのスナックのママさんが、言っていました。

会社の偉いさんが、「最近は新入社員の歩留まりが悪い(すぐに辞める)」

と、愚痴っている。

「そんな、大事な社員を、原材料と同じ表現にするな!」

と、叱ったことがあるそうです。

「そんなんやから、すぐに辞められるんで!」

ママさんの叫びは、偉いさんにちゃんと、届いたのだろうか・・・

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