2008年6月26日木曜日

やっさんの奥さん急死

横山やすしさんの奥さん、木村啓子さんが心筋梗塞で急死していた。

今年はやすしさんの十三回忌にあたり、

倒れた際も十三回忌の打ち合わせ中だった。

娘の木村ひかりさんの言葉を、宮川花子が代弁した。

「正月からずっと、母は父の十三回忌でやってきました。

最後の最後まで父のことを思い、亡くなっていきました。

でもお父さん、迎えにくるの早すぎる…」

天才・横山やすしは、芸に関してはめちゃ厳しい人であった。

コント山口くんと竹田くんのネタを見て、

「おまえらプロでやっていく気なら、舞台で汗をかくな!」

「一生懸命やっているとこを、客に見せるな!」

とダメだし。

昔、横山やすし司会の「芸人シゴキ教室」みたいなのがありました。

その時の、やすしさんが若手芸人に出した問題。

師匠が、「何でも好きなモンを食え!おごってやる」

と言いました。

メニューには高いものから、天丼、キツネうどん、素うどんがあります。

さて、どれを注文するか?

若手芸人は、「一番高い、天丼!」とか「真ん中を取ってキツネうどん!」

などと言う。

やすしさんの正解は・・・

「素うどん」

「えー、なんで?」と口々に文句を言う若手芸人に対して、

「お前ら、そやから師匠の気持ちをわかっていない!」と横山やすし。

その訳は・・・

「ありがとうございます。師匠、素うどんいただきます」

と言え。

すると、

「アホか! 体が資本の若いモンが、そんなんでどうするねん!」

「おい、そこのネエちゃん、この若いヤツに天丼とキツネうどん持って来たってや」

「きまっとるやろ、大盛りや、大盛り!」

「それとビールもジャンジャン持ってこんかい、あほんだら!」

となって、腹一杯おごってもらえる、というのである。

横山やすし

芸には厳しいが、結構、若手思いの芸人なのである。

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