今日テレビでやっていた、
映画「ハッピーフライト」
「ANA」で起きたある日のトラブル。
パイロット、キャビンアテンダント、様々なスタッフが、
連携しながら、飛行機を安全に飛びだたせている。
メインの機長やCAだけでなく、
ちゃんとスタッフさんたちにも、スポットを当てている!
だからこそ、コメディなのに、
奥行きが深く魅力的な映画に仕上がっている。
さて、この映画の、あるクレーム処理が非常に良い!
トラブルのため、ホノルル行きの飛行機が、
日本に引き返すことになった。
あるお客は、ホノルルに行け!とムチャを言い、
「機長を呼んでこい!」と、CAともめてしまう。
そこでCAのチーフがクレーム処理に入る。
「機長はどうした?」と怒るお客。
「キャビンの中は私が責任者ですので、ご希望やご意見は、
私におっしゃってください」とチーフ。
「引っ返せ、ホノルルまで行け」
「お客様お一人の希望で、
安全を犠牲にホノルルまで無理に飛ぶことは、
他のお客様全員のためにも、いたしかねます」
「なんだと、俺が言っているのがおかしいのかよ!」
「そうなります」
「おお! だったらなんでさっきのスッチー、謝っていたんだよ!
筋、通らないじゃないか!」
「ええ、私もそう思います。
私どもの教育が不徹底でした。
彼女はとにかく謝って済ませようとしたんでしょう。
でもそれで収めてしまっては、きっとお客様には二度と
私たちの飛行機には乗っていただけません。
こういうときこそ、次もまた乗りたいと思っていただけるよう、
つくさなければならないと思っております。
できれば、先ほどの客室乗務員に
もう一度お客様のサービスをするチャンスを
与えていただけないでしょうか。
このままでは彼女のためにもなりませんし、
なおいっそうのおもてなしをさせていただきますので」
これで、やっとお客様に納得してもらった。
責任者は私ですと、担当者をあきらかにして、
上司への応対を拒否している。
理不尽なクレームに対しての毅然たる態度。
こちらの対応の悪さをお詫びするとともに、
社員教育として、もう一度チャンスをもらえるように交渉している。
もちろん、言葉遣いも丁寧である。
映画では、座っているお客様の視線を合わせるように、
中腰ではなく、ちゃんとしゃがんで対応していた。
文字ではわからないが、「わたし」ではなく、
「わたくし」と発音していた。
すばらしいクレーム処理です。
でも、「わたくしたち」ではなく、
「わたくしども」と言えていれば、パーフェクトなのにな・・・
← アンタがクレーマーやんか! (^_^;)
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