2009年1月22日木曜日

ワンコールワーカー

先日、ドラマ「銭ゲバ」でのワン・シーン。

派遣先の工場を解雇された、主人公の松山ケンイチ、

ドコモのCMでは、最新機種のケータイ電話を操っているが、

ドラマではFOMA902ぐらいのケータイで、次の仕事を探していた。

総合派遣センターのサイトに『ログイン』

希望職種・・・『ナシ』で登録

希望勤務時間・・・『ナシ』で登録

希望勤務地域・・・『ナシ』で登録

検索結果・・・

『現在求人はありません』

ちょっとリアルで恐い (^_^;)

これ、マジで今時の日雇い労働者の現実。

ケータイで求職の仮登録

→ 『人材派遣会社』の説明会で正式登録

→ メールによる連絡で、アルバイト先に直接集合・・・

すぐに返事を出さないと、仕事は、他の求職者に回される。

一度でも断れば、連絡の優先度が落ちていく・・・

例え、食費や宿泊費を切り詰めても、

ケータイ代金は払って、いつも持っていないと行けない

現代社会の命綱、酸素ボンベ・・・

そんな生活を自嘲気味に

「ワンコールワーカー」というのである。

原作は1970年

2009年に状況設定されたこの「銭ゲバ」は、

原作とはまた違う怖さを伝えている。

ちなみに、原作では、学校の遅刻の罰金が5円で、

「5円が払えない家庭もあるんです」

と母親が訴えていますが、

ドラマでは、給食費が払えず、

「100円が払えない家庭もあるんです」

と設定が変更されています。

給食費が払えないほど、

貧乏な割には、主人公の子役さん、

すこしふっくらしています (^_^;)

子供の時代は「給食」、

大きくなったら「求職」で苦労しています。
 
 

 

 

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