「笑いの現場 ひょうきん族前夜からM-1まで」/ラサール石井/角川SSC新書
お笑いブームの最先端を遅れずについてきた、業界一の知識者が、
内側から見た笑いの秘密、芸人の素顔を探っている本である。
私が、「おー!」と思ったのが、この部分。
「暴走族」のコントの練習をしていたコント赤信号。
しかし、単に決めたセリフをそのまましゃべっているだけだと、ダメ出しを食う。
セリフを忘れて、必死にやれ!と。
お互いに必死でやる。
必死だからこそリアルになる。
見ているみんなが笑っている。
本当だから面白いのだ。
「まさに笑いとはこれであった。
漫才でもコントでも、その時本当にそうであるというリアリティーがなかったら、
人は笑わないのである。
まさにお笑いも芝居も同じであった。
演じていることが人に見えては駄目なのだ」(P.46)
そういえば、某通販の社長。
甲高い声で、必死に商品説明しています。
確かに、心をゆさぶります。
あれもこれも特徴のあるなか、「これ!」という特徴を熱く、必死で語る!
これですよ、これ! (^_^)b
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