2008年5月12日月曜日

「笑いの現場 ひょうきん族前夜からM-1まで」

コント赤信号のラサール石井さんの著書。

「笑いの現場 ひょうきん族前夜からM-1まで」/ラサール石井/角川SSC新書

お笑いブームの最先端を遅れずについてきた、業界一の知識者が、

内側から見た笑いの秘密、芸人の素顔を探っている本である。

私が、「おー!」と思ったのが、この部分。

「暴走族」のコントの練習をしていたコント赤信号。

しかし、単に決めたセリフをそのまましゃべっているだけだと、ダメ出しを食う。

セリフを忘れて、必死にやれ!と。

お互いに必死でやる。

必死だからこそリアルになる。

見ているみんなが笑っている。

本当だから面白いのだ。

「まさに笑いとはこれであった。

漫才でもコントでも、その時本当にそうであるというリアリティーがなかったら、

人は笑わないのである。

まさにお笑いも芝居も同じであった。

演じていることが人に見えては駄目なのだ」(P.46)

そういえば、某通販の社長。

甲高い声で、必死に商品説明しています。

確かに、心をゆさぶります。

あれもこれも特徴のあるなか、「これ!」という特徴を熱く、必死で語る!

これですよ、これ! (^_^)b






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