2010年1月18日月曜日

「神戸新聞の7日間」

先日、16日、フジテレビ・関西テレビ系で、

「阪神・淡路大震災から15年 

神戸新聞の7日間~命と向き合った被災記者たちの闘い~」

が放送された。

仕事が遅かったので、帰宅してテレビを点けたら、

ちょうど新人女性カメラマンが、

写真を撮ろうとして、怒鳴られているシーンだった!

生々しい迫力に、やはり、ちゃんと最初から見ようと、

その日はチャンネルを替えて、

今日、最初から見なおした。

ドラマは、当時の記録や、本人による証言も組み合わされていた。

あるカメラマンが、焼け野原のような被災地を歩いていると、

少年が、ひざまずいて、何かを探している。

「ボク、どないしたんや?」

「お母さんを捜しとるんや」

「お母さんか? どこ行ったかわからへんのか?」

「これがお母さんや」

少年の差し出したタライには、

原形をとどめない黒く焦げた骨が何本も・・

声を詰まらせながら、少年に言った。

「すいません、神戸新聞です・・・1枚取らせて下さい・・・」

何も答えず、黙々と骨を探す少年。

「すいません、すいません、すいません・・・」

何度も謝りながら、写真を撮るカメラマン。

ずっと泣きながら見てました。

被害者を写真に撮るつらさ、罪悪感と、

記録として後世に伝える報道マンの義務感がぶつかる・・・

「あの日のこと」

神戸市民は、忘れてはいけない・・・
 

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