2010年1月20日水曜日

震災の負い目

先日、17日の日、会社のエレベーターで

一緒になった上司に聞かれた。

「**くんは、震災の頃は、この職場にいたの?」

実は、私の嫌いな質問だが、仕方なく答えた。

「いいえ・・・その頃は神戸に住んでいませんでした・・・」

神戸出身、神戸育ち、何よりも神戸の街が好きな私・・・

しかし、震災当日、私は、愛知県豊橋市に住んでいた。

実は、その事が負い目になっている。

例えが悪いが、終戦直後に、

戦地から帰ってきた復員兵のような心境・・・

家族、親戚に幸いにも死者は出なかったが、

それなりの被災者の不自由な生活。

それらを直接経験しておらず、家族の助けも出来なかった・・・

「部屋とYシャツと私」で有名な

神戸出身のシンガーソングライター 平松絵里さんも、

そんな負い目を

「パスポートを持たない神戸人」と表現していた。

神戸市須磨区出身の平松絵里さんは、

震災当日は、ツアーのため東京にいたという。

震災直後に神戸入りした時に、

ボランティアの方から

「歌で神戸の皆さんを励ましてください」

と言われた。

しかし、震災に遭っていない彼女は、

歌を歌いたいが、出しゃばりすぎていないかと

迷いがあったという。

そうか、平松絵里さんも、「負い目」を感じていたんだ・・・

震災に遭っていない私も、

また、平松絵里さんに、救われました。

ありがとう! (^O^)

アイ・ラブ・KOBE !


 

0 件のコメント: