あちらをたてれば、こちらがたたず。
二兎を追う者は一兎をも得ず。
一般的には、「トレードオフ」とは、
一方を追求すれば他方を犠牲にせざるを得ないという
いわゆる二律背反の状態を指す。
今回の「トレードオフ」とは、本のタイトルだ。
ケビン・メイニー/訳・有賀裕子/プレジデント社
「トレードオフ」の関係になっているのは、
「上質さ」と「手軽さ」
さすが、なるほど納得のキー・ワード!
スターバックスやCOACH、キンドル、フェデックスなど、
大成功してのち大失敗した商品や、
大成功しそうでしなかった商品を、
この「トレードオフ」で解説している。
そして、「上質さ」と「手軽さ」の
どちらも秀逸ではない商品やサービスは、
「不毛地帯」だと言っている。
戦略として重要なのは、
どちらかを潔く捨てることだと!
この本、アメリカの事例が多いので、
日本人には、ちょっとわかりにくい (^_^;)
また、筆者はロックバンドのU2(ユーツー)のファンなのか、
「上質さ」の例として、U2のライブコンサート、
「手軽さ」の例として、ネットでダウンロードの例を挙げている。
この手の本は、日本人向けにアレンジして、
『柳の下の二匹目のどじょう』を
狙った本が出てから、その本を
電子書籍で読むのが、「手軽さ」なのかもね (^_^;)
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