2010年10月20日水曜日

「トレードオフ」

あちらをたてれば、こちらがたたず。

二兎を追う者は一兎をも得ず。

一般的には、「トレードオフ」とは、

一方を追求すれば他方を犠牲にせざるを得ないという

いわゆる二律背反の状態を指す。

今回の「トレードオフ」とは、本のタイトルだ。

ケビン・メイニー/訳・有賀裕子/プレジデント社

「トレードオフ」の関係になっているのは、

「上質さ」と「手軽さ」

さすが、なるほど納得のキー・ワード!

スターバックスやCOACH、キンドル、フェデックスなど、

大成功してのち大失敗した商品や、

大成功しそうでしなかった商品を、

この「トレードオフ」で解説している。

そして、「上質さ」と「手軽さ」の

どちらも秀逸ではない商品やサービスは、

「不毛地帯」だと言っている。

戦略として重要なのは、

どちらかを潔く捨てることだと!

この本、アメリカの事例が多いので、

日本人には、ちょっとわかりにくい (^_^;)

また、筆者はロックバンドのU2(ユーツー)のファンなのか、

「上質さ」の例として、U2のライブコンサート、

「手軽さ」の例として、ネットでダウンロードの例を挙げている。

この手の本は、日本人向けにアレンジして、

『柳の下の二匹目のどじょう』を

狙った本が出てから、その本を

電子書籍で読むのが、「手軽さ」なのかもね (^_^;)

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